インプラントQ&A一覧
歯周病とインプラント治療
インプラントの治療を受ける時に気をつけなければいけないのが歯周病という問題です。歯周病をお持ちの方は様々なトラブルが起こることが予想されているので、しっかりと歯周病の問題を解決してから治療を進めることが求められ、インプラントの治療のために非常に長期の治療を行う必要があります。インプラントの治療と歯周病との関連について皆さんに詳しくご紹介いたします。
インプラントの治療を行う上で欠かせないのが歯周病の有無を確認することです。歯周病というのは歯茎に起こる慢性的な炎症疾患で、歯周病がある場合には骨が少なくなってしまったり、お口の中が常に不衛生な状態になっている方が多く、インプラント周囲炎によりインプラントが早期に脱落してしまう可能性が高くなるので、インプラントの治療を行う前に様々な注意をしていくことが重要になります。インプラントの治療を行うためには極力このような病気がない状態で治療を進めなければならないので、実は歯周病の有無はインプラントの治療を行う前に必ず確認しなければいけない項目なのです。
歯周病をお持ちの場合には骨が少なくなりすぎてしまうことがあったり、歯を失ったままある程度時間が経過することで不足した骨を造成する治療を行う必要が出てきてしまいます。
歯周病をお持ちの場合には傷口を介して最近が全身に広がる菌血症などのトラブルを検討しなければいけない場合もあるので、手術を受ける前にしっかりと歯周病の治療を終わらせることが非常に重要です。健康的なお口を手に入れるためにも、しっかりと歯周病の治療を受けるように心がけておきましょう。
インプラントの妥当な金額は?
インプラントの治療を経験されている方は日本全国でも非常に多くなり、毎日多くの患者さんがインプラント治療を受けています。インプラントの治療をする上で皆様が不安に思うのはおそらく金額ではないでしょうか。インプラント治療は非常に費用がかかる治療です。もちろん、費用に見合うだけの治療効果もあるのがインプラント治療の魅力です。インプラントならではの魅力をしっかりと理解すると、インプラント治療をぜひとも受けたいという気持ちがとても大きくなります。インプラント治療に必要な費用とその魅力について一度詳しく説明をしたいと思います。
インプラントの費用はひと昔前では1本トータル40~50万円程度かかっていました。しかし、今現在ではインプラント本体の費用が非常に安いものも出回っていて、1本の販売価格が5〜10万前後で利用できるインプラントまで出てきました。ただ、あまりに安価なインプラントはワンピースタイプと言われるものが大半です。ワンピースタイプはインプラント体と人工歯の土台に相当するアバットメントという部分が一体になっているものです。費用が抑えられ、簡単に歯が入れられる反面、土台の向きがインプラント体の向きで決まってしまい、設計に自由度がないので審美性が損なわれたり、アバットメント部分の背の高さが不足して人工歯が外れやすくなったり、将来要介護になってインプラントだけ残ってしまった時に容易に撤去できないというデメリットがあります。その点インプラント体と上部構造がネジ止めになっているタイプは手間と費用はかかるものの、設計の自由度もあり、外したいときすぐ外せるというメリットがあります。そういったインプラントの場合、インプラント本体の費用に加えてインプラント手術の費用とインプラントの上部構造に当たる人工の歯の部分の費用を合わせると、今現在では1本30万円前後でインプラントの治療が受けられるのが妥当だと言われています。保険適応の治療ではないので、非常に高額に思えるかもしれません。しかし、インプラント一本を丁寧に使うと10年以上もインプラントを利用することができます。インプラント治療を受けることで得られるメリットは非常に多く、しっかりと物を噛めることで実は誤嚥性肺炎などのトラブルを回避することができると言われています。誤嚥性肺炎は高齢者の死因の一つとして広く知られています。お口の中だけでなく、全身の問題にも影響することなので、しっかりとメリットを理解しておきましょう。
カテゴリー: 費用
入れ歯とインプラントどっちがいいの?
入れ歯の治療とインプラントの治療を考えるとどちらにしようかと迷われてしまう方がいるかもしれません。それぞれのメリットとデメリットを理解しておくと自分の希望にあった治療を受けることができます。インプラントと入れ歯のメリット・デメリットを皆さんにご紹介いたします。
入れ歯のメリットというと、まずは取り外して洗うことができるという点にあります。取り外しができることで綺麗に洗い流すことができ、しっかりと汚れを落としてお口の状態を綺麗に保ち続けることができます。しかし、取り外せるということは同時にデメリットとしても考えなければいけません。入れ歯が落っこちてしまったり、ずれてしまうリスクがあるのは非常に不便なもので食事や会話のときに入れ歯がずれてしまうのは非常に不快なものだと思います。このようなリスクを回避するには定期的なメンテナンスがどうしても必要になるので、しっかりと歯医者で調整を受けるようにしましょう。
インプラントを利用して治療を受けると取り外しができないので、歯が落ちてくるというトラブルは起こりません。しかし、取り外しがきかないのでブラッシングに気をつけないとどうしても汚れがたまりやすく、ひどい場合には歯茎に炎症を起こしてしまうので注意が必要です。
インプラントと入れ歯を両方利用したインプラントオーバーデンチャーはこの二つのメリットが互いに組み合わさり、清掃性と安定性のそれぞれのメリットを併せ持った非常に便利な方法です。インプラントオーバーデンチャーに興味がある方はすぐに歯医者に相談するようにしましょう。
カテゴリー: 治療について
静脈内鎮静法とは
インプラント治療には手術を欠かすことができません。このため、インプラントの治療を行う時には患者さんの体にかかる負担を考えながら治療を考えなければならず、なんらかの問題が見受けられる場合にはしっかりと問題を解消してから治療を進める必要があります。このため、近年ではインプラント治療に患者さんの全身状態を管理する全身麻酔の技術を利用することがあり、この代表として知られているのが静脈内鎮静法という方法です。今回はインプラント手術に用いられる静脈内鎮静法について詳しくご紹介いたします。
インプラントの治療は手術を欠かすことができず、どうしても患者さんの恐怖感を取り除けなかったり嘔吐反射が強い場合には静脈内鎮静法という方法を利用して不安感を取り除く必要があります。不安感の強い患者さんはどうしても循環器などにトラブルを引き起こしてしまうことがあり、手術を通じて血圧が上がりすぎてしまったり、心拍数が高くなりすぎることで不整脈を引き起こす原因になってしまいます。静脈内鎮静法では、治療を受けている間だけウトウトと眠りながら治療を進めることができるように気持ちを落ち着ける薬を点滴する鎮静法で、安心して利用できるのが魅力の非常に重要な治療の補助手段です。このお薬は点滴を行っている間だけ効果がある短時間だけ作用が現れるお薬で、治療を終えて1時間程度ですぐに元の状態に戻ります。
不安感というのはどうしても気持ちの問題として簡単に片付けることができず、心臓などに問題を引き起こす可能性が高い場合にはあらかじめしっかりと対処を行い安全に治療を進める必要があります。インプラントの治療に不安を感じる場合には静脈内鎮静法を利用するように検討してみましょう。
カテゴリー: 治療について
インプラントオーバーデンチャーとは
皆さんはインプラントオーバーデンチャーという言葉を聞いたことがあるでしょうか。インプラントオーバーデンチャーとはインプラントを利用して固定する入れ歯のことで、近年非常に注目を集めている治療法です。インプラントというのはチタンという金属でできた人工の歯根の事で、デンチャーは入れ歯という意味です。この二つの装置を組み合わせたインプラントオーバーデンチャーを利用して、しっかりとお口の内部に固定できる安定してしっかり噛める入れ歯を利用してみましょう。
インプラントというのは骨に金属を埋め込んで固定する治療器具で、このような顎の骨にしっかりとした土台をつけることで入れ歯やクラウンなどの治療に必要なしっかり強固な土台を作ることができます。しっかりとした土台を利用して入れ歯やクラウンを支える事ができるというのは患者さんにとって非常に大きなメリットで、入れ歯がしっかり安定することで会話中に入れ歯がずれたり落ちてきたりすることもなく、食事中も入れ歯がずれて歯茎に当たって痛いということもなくしっかり噛めますので大きな満足感につながります。特にインプラントオーバーデンチャーのような入れ歯とインプラントを併用した治療法は、普段は外れずに固定できるのに、外したいときには外すことができる入れ歯ということで清潔さを保つ上でも有利で、とても人気がある治療法です。顎の土手が吸収してしまった人たちにとって、入れ歯をしっかり安定させるのは難しく、しっかりと入れ歯を固定するというのは従来の入れ歯では入れ歯安定剤を用いても難しいことがありました。このような問題を解消するために利用されるインプラントオーバーデンチャーは最近多くの患者さんに利用されているのです。
カテゴリー: 治療について
カテゴリー: 治療について